1.サンプルプログラム「t1e.asm」の仕様
プログラムリスト t1e.asm
主な内容 4ch受信機と接続して、前進・後進、左右緩旋回・新地旋回・超新地旋回
砲身上下、砲塔旋回、発砲音と同時に砲塔後退(リコイル)、機関銃音、2種類音にあわせてLEDの点灯が行えます。

注意事項 このプログラムは、4ch分の信号を受け取って動作しますので、必ず4ch以上の受信機を使用してください。

サーボやアンプは必要な物だけを接続してください。
サーボやアンプ等、何も接続して無くても音とLEDは発光します。

走行メカ 左右2個のモーターにそれぞれスピードコントロール用のアンプを繋ぎます。(2アンプ方式)
PICのプログラムで、左右のアンプのスピードをコントロールして旋回します。

5.2アンプコントロールプログラム を参照

砲身上下 砲身の上下は、サーボを使って砲身を可動します。
サーボは市販の無改造サーボでOKですが、動き自体はPIC(プログラム)で制御しているので、ゆっくりリアルに上下します。

6.リアルに砲身上下するプログラムを参照

砲塔旋回 砲塔旋回には、旋回用のモーターと、そのモーターをコントロールするアンプが必要です。
手っ取り早いのは、サーボを永久回転出来る様に改造したものが便利です。
PIC(プログラム)で回転速度を微速一定に制御しています。
アンプの中間位置(停止位置)をPICのメモリに記憶させることが可能です。

7.2chで砲塔旋回もするプログラム を参照
(サンプルプログラム「t1e.asm」では、砲塔旋回は送信機左スティックの左右で行います。)

大砲音と機関銃音 送信機の右スティックの左右で、大砲音と機関銃音が出ます。

それぞれの音にあわせて、LEDが点灯します。

大砲音と同時に、砲身をリコイルさせる為のサーボも制御できます。

大砲音と同時に、車体が揺れる様に、走行用アンプを一瞬動作させています。

9.砲身リコイルの動作をプログラムして、リアルに動かすを参照

設定モード 使用前に、走行用モーターのスピードコントロールするアンプのセンター位置(前進・後進の中間の停止位置)を調整する必要があります。

1.送信機の電源を入れます。
2.送信機の前進後進スティックを上に一杯倒した状態で、基板の電源を入れます。
3.設定モードになると、LEDが2個とも点灯します。(ならないときは、もう一度電源を入れなおす。)
4.設定モードに入ったら、スティックを中間に戻す。(中間より下に下げると、設定モードが終了するので注意)
5.この時点で、モーターが回るようなら、アンプのポテンショメーターでモーターが止まるように調整する。
(特に、サーボバラしのアンプは、停止位置がピンポイントなので、ポテンショメーターをゆっくり回して調整する。)

6.砲塔旋回用の改造サーボ(又はアンプ)もこの状態でセンター位置を調整できるが、分解して、ポテンショメーターで調整できないときは、プロポ左スティックの左右のトリムで調整して停止させると、その位置を中間として記憶される。
7.設定が終了したら、プロポの右スティックを下にさげると、設定モードからぬける。
8.砲塔旋回用サーボの停止位置をプロポのトリムで調整した時は、トリムを中間位置に戻す。

設定のポイント
砲塔旋回用のサーボ(アンプ)の停止位置は、トリムで調整した値を記憶するので、多少ずれていても、調整が容易ですが、走行用モーターの停止位置は、トリムでの調整は出来ません。
必ず、アンプ側で停止位置を調整してください。
キットに組み込むときも、ポテンショメーターは完成後でも調整し易い場所に配置することが重要です。

設定モードでない、通常の走行モードでは、トリムを使った調整は出来ません。
通常のモードでは、プロポのスティックを中間位置に戻すと、走行用のアンプがセンターからずれていても、強制的に停止させているので、トリムの微調整は効きません。
(逆に、多少ずれていても、影響しない(笑))

プロポのリバースの設定で、スティックの動きが逆になっている時は、下に下げた状態で設定モードに入ります。

デモ・モード付き プロポの右の左右スティックを左(大砲音側)に一杯に倒した状態で、基板の電源を入れるとデモンストレーションモードになります。
(ならない時は、再度電源を入れなおす。)

一旦、このモードになると、基盤の電源を切るまで(バッテリーがなくなるまで?)動き続けます。
プロポの電源を切っても、動作し続けます(笑)。

このバージョンで動作するのは、砲塔旋回・砲身上下・大砲・機関銃で、走行はしません。
ただ、大砲と同時に車体が揺れるので、微妙に動く可能性があります。

プロポのリバースの設定で、スティックの動きが逆になっている時は、右に倒した状態で設定モードに入ります。


更新日2001.4.11